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「何者にもなれない」私が、大好きな書きものと本に囲まれた働き方ができているワケ

公開日:2021/02/19

こんにちは、SHARINGライターの仲野識(なかの しき)です。お久しぶりです!

 

コロナの影響で解雇・雇い止め・休業など、働く私たちにとって厳しい状況が依然続いていますね。
そんな今、働き方を変えたいと思ったり、フリーランスになりたいと思ったりする方もいるでしょう。
実際、コロナ前に比べるとリモートワークの方が増えたり、副業(複業)を始めたりする人は爆発的に増えています。
そこで今回は、僭越ながらフリーランスとして働く「私」、仲野識の働き方について、エッセイ的に書かせていただこうと思います。

 

・自分に合った働き方を模索している人
・組織の一員としてか、それともフリーランスとしてか、働き方に悩んでいる人

 

上記に当てはまる方、ぜひこれからの生き方のひとつのヒントとしてお読みいただけたらと思います。

私が通ってきた経歴は決して立派なものじゃない。

私の最初の仕事は、地元の市役所の臨時職員でした。
「あれ、固い仕事だな?」と思いますよね。
実は違います。

 

私が大学を卒業したのは、2012年3月。
そう。東日本大震災の起こった3.11の年なのです。

 

私はとある一般企業から、正社員の内定をいただいていました。
しかし、未曾有の大災害によって、会社は倒壊。新入社員を採れる状況ではなくなったのです。
そんな中、市役所の臨時職員の枠がまだあいていると聞き、幸いにも2012年4月には働き口を得ることが出来ました。

 

しかし、地元ではその後就職口が全くなく、派遣を渡り歩きました。
その中でも特に異色だったのが、「放送局のアナウンス課」でのアナウンサーを支える事務仕事です。
そこは結局1年の契約で終わってしまいましたが、言葉の本職の方々に思い切り叱られながら話し方や書き方を教われたのは、一生ものの財産になったと思っています。

 

ですが、私は“何者”にもなれませんでした。
正社員にも、誰かの奥さんにも、夢を叶えた人にも。

フリーランスになれたのは“縁”のおかげ

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大学卒業から4年後、つてをたどって東京のテレビ制作会社に入社しました。
マスコミの仕事はとにかくハードでした。
入社3ヶ月で家に帰れたのはたったの3日。当然のように体を壊し、会社を辞めました。

 

そんなとき、
「ライターを探している。マスコミで培ったスキルを生かしてみない?」
と友人が声を掛けてくれました。

 

実はこのとき、私は「フリーランス」という働き方をそれほど知りませんでした。
ですから、この働き方が自分に合っているか、合っていないかは全く分かりませんでした。

 

ただ、私には挫折した夢がありました。
小説家になることです。
昔から本が大好きだった私は、本を生み出す側になりたいとずっと思っていたのです。
しかし、私には才能がなかった。

 

同世代から直木賞が輩出される中、私は賞に落ち続けました。
私には無理なのだと思い知ったのです。

 

フリーライターとして働くこと。
それは、「私の書いたものでお金をもらえるかもしれない」という大きなチャンスでした。
フリーランスという働き方を選んだ、それが一歩だったのです。

楽しいけど辛い、フリーランスという働き方

フリーランスという働き方の楽しさと辛さ 「何者にもなれない」私が、大好きな書きものと本に囲まれた働き方ができているワケ|TIME SHARING|タイムシェアリング |スペースマネジメント|あどばる|adval|SHARING

フリーランスになってからまず、「楽しい」という気持ちが自分の中に芽生えました。
書きもので稼げているという事実がとにかく私を大いに元気にしました。

 

その一方で、続けるうちに辛い面も見えてきたのも事実です。
まず、「ハード面」です。
私はノートPC愛用者で、執筆も座椅子+ローテーブルで行っていました。
しかし、腰が痛い。
パソコンのスペックがキー打ちのスピードについて来られない。
やむなく、デスクとチェア、スペックの高いデスクトップPCを購入しました。

 

何より、「自分を律する」ことの難しさに直面したことが辛かったです。
フリーランス最大の特徴ですが、自分で自分を律し、集中する時間や休憩時間を作り、休む日を作らなければなりません。
そのため、体調が悪くて執筆できずに1日休むと、後日にしわ寄せが来るのは必至でした。
また、時間の縛りもないため、だらだら書けば深夜になってしまうこともざらでした。

 

この2点において、会社で用意されていた環境にこれほど焦がれたことはありません。

そんな私が今でもフリーランスを続けている理由

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率直な話、フリーランスは大変な働き方です。
フリーランスをしていると、上記に加え、お給料の問題も出てくるからです。

 

自分が書いた分だけお給料はもらえますから、沢山書けば書くほどその分の収入が見込めます。しかし会社や組織に属していない場合、クライアントからの依頼数によって収入は大いに左右されます。
そのため、「30万円稼げた!」という月もあれば、「5千円だけでした…」という月もあります(実体験)。

 

私は幸いにも、もう一つの仕事として、図書館での仕事を見つけ、それらを両立させながらライターをしていました。

 

しかし、自分のスキルや生み出すものを評価され、それに見合う対価をもらえたときの充実感は何にも代えがたいものがあります。
自分で取ってきた仕事が長いご縁になるのも嬉しいですし、必然的に執筆に対しての態度も変わってきます。

 

なによりも、他者に左右されず、自分らしく働けることの素晴らしさは、フリーランスでしか味わえないことです。

私もまだ道の途中 ~いま、働き方に悩んでいる方へ伝えたいこと~

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結論だけ見ると、私はなんとなく夢を叶えているように見えるかもしれませんが、まだまだ途中です。
いまからフリーランスになろうと思っている方も、もしかしたら多くの挫折を経験し、繰り返すかもしれません。

 

ですが、その挫折は絶対に何かの糧になります。
怒鳴られながら電話をかけ続けたアナウンス部でのことも、マスコミで体を壊してまでやったことも、間違いなく今の私の糧になっているからです。

 

フリーランスという働き方を選んだあの日。
夢への一歩を踏み出したことを後悔したことはありません。
チャンスがあるなら、ぜひ「一歩」でいいので踏み出してみてはいかがでしょうか。

 

3年後、今現在は考えられなかった世界を歩いているかもしれませんよ。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

執筆:仲野識(なかの しき)

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