悩めるワーカー多数!転職する?しない?コロナをきっかけに考えるこれからの働き方
公開日:2021/03/02
みなさんこんにちは。
世界中がコロナに翻弄され1年以上が経ちます。
STAY HOMEが呼び掛けられたり、テレワークが普及したり、これらが自分を見つめ直すきっかけをもたらし、将来の生活を考える人が急増しました。
今回は、“転職”というワードから働き方について考えていきたいと思います。
・コロナがきっかけで転職を考えている
・今の仕事を続けたほうがいいのか、見切りをつけて新たな仕事を探したほうがいいのか悩んでいる
そんな方はぜひ参考にしてみてください。
Contents
最近頭をよぎる「転職」の2文字
コロナは世界中が大混乱に陥れましたが、一方で新しいスタンダードや見方をも浸透させました。
大きく変わったことの一つといえば働き方。
コロナ禍による働き方の多様性は、「もっと自分らしく働ける場所があるかもしれない」という希望をワーカーに抱かせました。
「テレワーク」「オフィス縮小」などの言葉をよく聞くようになった昨今、「転職」の2文字が最近頭をよぎる…という人も多いのではないでしょうか?
転職市場の今
感染防止のために外出自粛や在宅勤務が推奨されてきた中、転職市場においても変化が起こっています。
コロナ禍で、転職市場や人々の働き方や価値観はどのように変化したのでしょうか。
コロナをきっかけに転職活動に踏み切る人は増えています。
背景にあるのは、企業や仕事を選ぶ基準の変化です。
しかし、転職市場は完全に買い手市場に変わりました。
求人数は大幅に減少し、特に未経験者の求人が減っています。
また、企業側の意思が働く書類通過率、面接通過率などは、数値が軒並み低下している一方、転職希望者が決める1次面接の設定率、内定承諾率といった数値は上昇しています。
たくさんの人が応募して、企業が厳選採用しているという状況です。
市場動向を元に、今転職活動をするべきかどうか、またコロナ禍における転職活動の注意点を考えることが大事なのです。
するべき?しないべき?今、転職するということ
2020年3月時点では求人企業数の大幅な低下は見られませんでしたが、3月に入ると減少傾向が見えはじめ、4月下旬時点で減少幅は3月を超える結果となりました。
しかし、比率としては大多数の企業の採用意欲はコロナ禍以前と変わらず、衰えていない状況だと考えられます。
また、採用企業では、従来実施していなかったWEB面接なども積極的に取り入れ、転職希望者にとっての利便性が向上している状況にあります。
また、1回目の緊急事態宣言発令の前後では製造業での求人数が減少傾向にありましたが、現在は一段落している状況です。
※2020年9月時点の情報
自分が携わっている業界の盛衰を見極めるワーカーが増え、中には見切りを付けて転職活動に勤しんでいるという人も…。
求人数が大幅に減っていない業種・職種については、ご自身のタイミングを優先して転職活動を始めることがオススメです。
「雇いたい!」と企業が思う人材とは?
「コロナで会社の経営状況がやばくなったから」で転職を考えるのはもちろんアリですが、それだけでは今買い手市場と言われる企業側はあなたを雇いたいと思うでしょうか?
2020年5月現在、「コンサルティング業界、IT業界、メディカル業界」では求人数の減少幅が比較的に小さく好調な状況だと言えますが、一方で求人数の減少幅の大きい業種は「サービス業」となっています。
求人数が減少している業種・職種への転職を希望されている場合も、
- 他社との絶対的な違いといえるあなたの強み
- コロナの状況下であなたは会社のために何をしたか
- 自分がどうしたいか、どうなっていきたいか
これらがはっきりしている人材は魅力的にみられ、欲しいと思われるはず。
転職は大事なライフイベント。
企業や求人との出会いのタイミングもありますので、ご自身のキャリアの棚卸しをしたり、応募書類をあらかじめ作成したりしておくと、いざ活動を本格化する際にスムーズに転職活動を始めることができるでしょう。
日々情報収集すべし。転職時期を見極めるには
新型コロナウイルスをきっかけに仕事内容や個人の価値観が変化し、キャリアを見直す方は多いです。
明確にできるものを持っていない場合にはすぐに転職は考えないほうがよさそうです。
自分の会社のメリット・デメリット、この会社で何ができるか、この先何をしていきたいか、それが許される環境なのか、と慎重に考えてみるのもありでしょう。
以前は業務に追われてなかなか転職活動の時間が取れなかったものの、リモートワークで時間に余裕のある今だからこそこれからのキャリアについて考えることができて、活動を始められることもあります。
また、最新の転職動向リサーチ&積極的な情報収集は常に行いましょう。
コロナ終息後は転職競争が激化するとの予想もありますので、早々に準備しておいた方が有利かもしれません。
転職する?しない?<まとめ>
新型コロナワクチンの供給が日本でも始まりましたが、明確な終息時期は未だに分からない状況です。
コロナ終息後までは求人に注力しないという企業もあるでしょうし、反対に欠員補充や事業強化などコロナ禍の今だからこそ求人を強化している企業もあります。
新型コロナウイルスの影響を受け、世の中全体がなんとなく沈んでいるような印象を持っている方も多いようですが、全ての企業が採用を控えているわけではありません。
今、積極採用をしている企業は、前向きな理由で企業活動を行っていると考えられます。
今、転職活動をするべきかどうか。
迷われている方はまずは転職市場や情報収集から始めてみてはいかがでしょうか?
最後までお読みいただきありがとうございました。
執筆:仲野識(なかの しき)